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OANDA Japan、TY3 IBX®データセンターでのインターコネクションでアクセス遅延を93%削減

金融サービス事業者が集うエコシステムへの構内接続でビジネスを拡大

Jul 25, 2018

インターコネクションおよびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役 兼 北アジア統轄 :古田 敬、以下 エクイニクス)は本日、世界中で75,000社が利用する外国為替レート提供および外国為替取引サービスを提供するOANDAの日本法人、OANDA Japan(代表取締役:柳澤 義治)がエクイニクスのTY3 International Business Exchange™(IBX®)データセンター(以下 IBXデータセンター)を採用し、外国為替取引プラットフォーム「OANDA Japan 東京サーバコース」のインフラを構築したことを発表しました。これまで「OANDA fxTrade」はニューヨークにサーバがあり、日本からのアクセス時には毎回約0.3秒の遅延が起こっていましたが、外国為替取引においては、0.3秒の遅延は多大な損失につながるため改善策を模索していました。今回、グローバルでセキュアなコロケーションおよびインターコネクション(相互接続)を提供するエクイニクスの都内IBXデータセンターにシステムを構築したことにより、遅延を0.02秒へと大幅に削減しました。

http://equinix.mediaroom.com/image/equinix-IBX.jpg

TY3 IBXデータセンター

発表の主なポイント:

  • OANDAは1996年、世界で初めてインターネットを利用した無料の外国為替レート情報の提供を開始し、そのデータベースへのアクセスは1日100万件以上に到達。法人向けの外国為替レート提供サービスは、現在利用企業数が世界中で75,000社にも上っています。2001年に、外国為替取引プラットフォームである「OANDA fxTrade」のサービスを開始し、インターネットベースで完全に自動化された外国為替取引を提供する世界初の企業の一つとなりました。この「OANDA fxTrade」の登場により、個人・法人にかかわらず、誰もが24時間いつでもリアルタイムに外国為替取引マーケットにアクセス可能となりました。
  • 外国為替取引プラットフォームの提供においては、グローバルでの対応や強固なセキュリティの確保、リアルタイムの取引が欠かせないため、ITインフラへの継続的な投資が必要になります。OANDAはすでに外国為替取引プラットフォームのインフラをニューヨーク、トロントのIBXデータセンターで展開していますが、今回のエクイニクスTY3にて新たにシステムを構築することはOANDA Japanの事業拡大のための大きな決断となりました。TY3ですでに形成されているエクイニクスの金融エコシステムでのインターコネクションは大きなメリットになりました。これらによって、OANDAは複数の金融サービス事業者のシステムと接続することができ、日本のユーザーへ競争力がありフレキシブルな取引システムの提供が可能になりました。
  • Equinix Cross Connect(構内回線)のみで接続が可能なため、導入コストを最小限に抑えることができました。エクイニクスの都内IBXデータセンターにシステムを別途構築したことにより、以前ニューヨークを経由していた際には0.3秒あった遅延が、今では0.02秒となり、約93%の削減を実現しました。
  • グローバルなプラットフォームを実現させるためには、OANDAの海外拠点と同じ環境で相互接続できることが必須条件でした。エクイニクスは5大陸24カ国52都市で200拠点のIBXデータセンターを展開しており、インターコネクションの提供には定評があります。エクイニクス・ジャパンのエンジニアリングチームとニューヨークのチームとが連携することで、高いサービス品質と優れたパフォーマンスを実現するシームレスな導入を行うことができ、OANDAのインフラ導入時の負担は最小限に抑えられました。

コメント

  • OANDA Japan 代表取締役 柳澤 義治氏
    「OANDAがTY3 IBXデータセンターでサービスを稼働開始したことにより、遅延の低減とともに、すでにTY3 IBXデータセンターに形成されている金融エコシステムに参加することでお客様に提供できる選択肢が増え、より満足頂けるサービスになりました。エクイニクスIBXデータセンターの運用、サービス品質、パフォーマンスがグローバルで統一されているため、これまでと変わらず、安定的にサービスの提供ができています。今後はアジア地域での拡張に向け、エクイニクスと共に更なるサービスの強化を行ってまいります」
  • エクイニクス・ジャパン株式会社 代表取締役 古田
    「OANDA様が同社の『OANDA fxTrade』プラットフォームインフラをTY3 IBXデータセンターに構築したことで、国内ユーザー様のアクセス遅延が大幅に改善し、サービスエクスペリエンス向上につながったことを大変嬉しく思います。TY3では主要な金融サービス事業者で構成される金融エコシステムが既に形成されており、OANDA様がインターコネクションの活用によりパートナー企業へも低遅延で接続できる環境が整っています。今後も、OANDA様のアジア地域での更なる展開において、弊社のグローバルチームと密に連携し、引き続きサポートさせて頂きたいと考えています」

関連資料

OANDAについて
OANDAはオンラインマルチアセットトレーディングサービスのグローバルリーダーです。様々なアセットクラスにおける、最先端のテクノロジーと確実な実行力によって、お客様に世界で最も遅延の少ないプラットフォーム上でのグローバル市場指数、コモディティ、トレジャリー、貴金属、そして通貨取引を可能にします。

エクイニクスについて
Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX)は、世界で最も相互接続密度の高いデータセンターにおいて、世界中のトップ企業をそのお客様、従業員、パートナーに接続しています。現在、世界52都市、5大陸に渡って企業が新たな機会を創出し、ビジネス、IT、クラウド戦略を加速するための場所を提供しています。Equinix.co.jp

将来の見通しに関する記述について
本ニュースリリースには、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれております。こうした将来の見通しに関する記述において言及されている予測と実際にもたらされる結果との間には、大幅な相違が生じる場合があります。そのような相違を生じさせる要因としては、IBXセンターの取得、運営および建設上の問題、Equinixのサービスに関する開発、設置、および提供上の問題、既に買収しており、または今後買収する予定の企業との統合に関連して発生する想定外の費用または問題、新たに開設ないし取得したデータセンターにおけるお客様からの収益の大幅な欠如、適宜計画される資金調達の未完遂、既存の競合先ないし新規競合先との競争、キャッシュフロー余力の十分性あるいは未払負債ないし新規の負債を返済するための資金調達能力、主要お客様とのビジネスにおける損失あるいは減退、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に適宜提出する資料に記載されているその他のリスクが含まれますが、これらに限定されません。詳細については、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に提出した直近の四半期報告書および年次報告書をご参照ください(ご要望に応じ、Equinix, Inc.より入手可能です)。エクイニクスは、このニュースリリースに含まれる将来の見通しに関する情報を更新するいかなる義務も負いません。

EquinixおよびIBXは、Equinix, Inc.の登録商標です。
International Business Exchangeは、Equinix, Inc.の商標です。

本リリースに関するお問合せ

エクイニクス・ジャパン株式会社
コーポレート・コミュニケーション
清水 桃香
Email: Marketing-Jp@ap.equinix.com

OANDA Japan株式会社
マーケティングディレクター
宮村 朗
Email: amiyamura@oanda.com