年次市場調査「GXI 2024」が予測：企業の80%が2026年までに新たなデジタルインフラストラクチャを導入

カリフォルニア州レッドウッドシティ- 2024年1月23日 – グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業であるエクイニクス（Nasdaq：EQIX、日本法人代表取締役社長　小川 久仁子、以下「エクイニクス」）は本日、「グローバル インターコネクション インデックス」（Global Interconnection Index、以下「GXI」）の2024年版である「GXI 2024」を発表しました。「GXI 2024」によると、2026年までに、企業のデジタルインフラストラクチャへの新規投資の80%がサブスクリプション型を通じて行われるようになることが明らかになりました。

本インデックスは、人工知能（AI）、5G、エッジコンピューティングなどのデータ密度の高いテクノロジーの高まり続ける需要に対応するため、ITの意思決定者はサーバ、ルーター、ストレージアレイなどの物理的な機器の長期購入から、柔軟な対応が可能なサブスクリプション型への移行をますます進めると予測しています。このCAPEX（設備投資）からOPEX（運営費）への移行は、マルチクラウドの導入とともに始まりましたが、現在はエッジにいたるまであらゆるインフラストチャにおいて標準となりつつあります。これにより、企業は場所を問わずにインフラストラクチャを設計する俊敏性を向上させ、最も効率の良いテクノロジーにアクセスできるようになります。

エクイニクスのデジタルトランスフォーメーション＆セグメンテーション担当バイスプレジデントであるスティーブ マデンは、次のように述べています。

「業界の傾向から、自社でIT機器を購入して長期保有するという従来の調達プロセスは、それを事業としていない限り、不確定要素が多い経済状況においては競争上不利になりつつあることが明らかになっています。ハードウェア（特にGPUを搭載したもの）のイノベーションはますます加速しており、コストパフォーマンスとインフラストラクチャの効率性を圧迫しています。世界的に、デジタルトランスフォーメーションを実現するために、企業は俊敏性を向上して激しい変化に適応する必要があります。サブスクリプション型は、継続的な改善とすでに業界で導入されている新技術の採用を容易にします」

「GXI 2024」で示されたその他の予測およびトレンド

• デジタル経済の継続的な拡大

グローバルインターコネクション帯域の今後5年の年平均成長率（CAGR）は34%で、2026年までに33,578テラビット/秒（Tbps）に達すると予測されています。

• エコシステムの成長加速

企業がつながるビジネスパートナーの数は30%、ロケーションの数は2倍に増えると見られています。

• デジタル近接性がビジネスのエッジ移行を促進

エッジインフラストラクチャは過去最高の成長率を示しており、2026年までにコアの2倍以上のペースで拡大する見込みです。

• アジア太平洋地域（APAC）はエンタープライズで最も急速に成長

APACは世界のインターコネクション帯域の28%を占め、2026年までに9,283Tbpsに達する35%のCAGRで成長すると予測されています。他のどの地域とも異なり、APACはエンタプライズセクターが最も急速に成長している地域であり、エンタプライズセクターの成長率はサービスプロバイダーの成長率を31%を上回っています。

• 東京はAPACのコア帯域で最大の都市

東京はコア帯域で地域最大の都市として31%のCAGRで成長しており、APACのコア帯域は世界で最も急速に成長しています。エッジでは、大阪がAPACで4番目に高い成長率を誇っています。

業界からのコメント

EK Media Groupのリサーチ部門チーフであるエライアス クナーザー氏は、次のようにコメントしています。

「現在のような変化の激しい環境で、企業がAIやエッジテクノロジーなどによるビジネストランスフォーメーションを支えるデジタルインフラストラクチャを企業が構築し拡大するためには、成長著しいエコシステムをサブスクリプション型で利用するのが唯一の方法です」

「グローバル インターコネクション インデックス」（GXI）について

「グローバル インターコネクション インデックス」（GXI）は、インターコネクション（相互接続）とそれがデジタルリーダーに与える影響の拡大に関する見解をエクイニクスがまとめ発行したレポートで、デジタルエコノミーの状況の変遷を総合的に分析しています。GXIは、インターコネクションに関するエクイニクスのデータに加え、マーケットインテリジェンスに関する調査内容から、業界全体の予測を立てています。2024年版　の「GIX 2024」では、サードパーティ施設を含むあらゆるキャリアニュートラルな施設におけるインターコネクションの導入状況について、2022年の推計と2026年に向けた成長予測を提供しています。

関連資料
・Global Interconnection Index 2024 【レポート（日本語）】
・Enterprises Embrace the Future: Subscription-Based Digital Infrastructure 【ブログ（英語のみ）】

エクイニクスについて 
エクイニクス（Nasdaq：EQIX）は、グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業です。先進的な企業や組織であるデジタルリーダーは自社の成功に向けて、信頼できるプラットフォームとしてエクイニクスを選定し、基盤となるインフラストラクチャをソフトウエアレベルのスピードで集約し、相互接続しています。エクイニクスは、お客様が競争優位性を向上させる上で必要とする適切な場所、パートナー、可能性のすべてにアクセスできるよう支援します。エクイニクスの利用により、ワールドクラスの体験に加え、俊敏な拡張、デジタルサービスの迅速な立ち上げと共に、サステナビリティの目標をサポートすることで、ビジネス価値の増大が可能になります。 

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