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エクイニクス、都内のデータセンター拡大に1億1,500万ドルを投資

インターコネクションの需要増に対応、企業のデジタル化を加速

Nov 8, 2022

グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業であるエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役社長      小川 久仁子、以下「エクイニクス」)は、初期投資として1億1,500万ドルを投じ、東京で15拠点目となるIBX®(International Business Exchange™)データセンター「TY15」(東京都港区)を新設すると発表しました。TY15は、ネットワークとクラウドが集積する東京の既存IBXキャンパスに隣接する戦略的な立地に位置し、グローバルなクラウドおよびネットサービスプロバイダ、そして企業の接続性を強化し、拡大する日本のデジタル経済の成長と活性化に貢献します。

IMF(国際通貨基金)によると、日本はレガシーITシステムの変革を推進することで、イノベーションとデジタルトランスフォーメーションを強化し、国内、アジア圏、グローバルでの競争力を維持し、デジタル化の最前線に立つとされています*1。日本企業のデジタル化の需要は高まり続けており、クラウドおよびネットワークサービスプロバイダには大きなビジネスチャンスをもたらします。エクイニクスが先日発表した年次市場調査「グローバル インターコネクション インデックス 2023」(Global Interconnection Index 2023)によると、東京は引き続きアジア太平洋地域のインターコネクション(相互接続)の成長をリードしており、東京のインターコネクション帯域は2025年までに1,758テラビット/秒(Tbps)に達し、その約40%はクラウドとネットワークサービスプロバイダによってもたらされると予測されています。

また、IDCは、2022年の日本国内のパブリッククラウドサービス市場規模は前年比29.8%増の2兆1,594億円(145億7,000万ドル)、また2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は20.8%で推移し、2026年の市場規模は4兆2,795億円(288億8,000万ドル)になると予測しています*2。このような高まるクラウドサービスの需要に対応するとともに、TY15は、TY2の現在のネットワーク密度とエリア内のネットワークサービスプロバイダの豊富なネットワークファイバーを活用することで、エコシステムを通して新しいパートナの獲得とサービスプロバイダの拡充の加速化にも貢献します。

発表の主なポイント

  • TY15 IBXは、TY6/TY7/TY8 IBXデータセンターから1km、TY2 IBXデータセンターから約1.5kmの好立地にあり、品川キャンパスをさらに拡張し、データセンターとインターコネクションサービスに対する需要増に対応します。TY15は、2024年下半期の開設を予定しており、第1期では約1,200キャビネット、完全稼働時には3,700キャビネットの収容能力を備える予定です。
     
  • TY15はTY2に近接し、ダイレクトにファイバーで接続され、企業やクラウド/ネットワークサービスプロバイダに新たなインターコネクションを提供する東京でのプレミア拠点のひとつとなります。
     
  • 日本のデジタル化では、クラウドサービスの活用が今まで以上に重要となってきています。Amazon Web Services、Alibaba Cloud、Oracle Cloud、Google Cloud、Microsoft Azure、IBM Cloudなどすべての大手クラウドサービスプロバイダは、エクイニクスのエコシステムであり、新設のTY15は、これらのクラウドサービスプロバイダの継続的な成長を支える追加のキャパシティを提供するとともに、日本市場への参入を目指す新たなクラウドサービスプロバイダの要望にも対応します。
     
  • エクイニクスの包括的なデジタルサービスにより、東京のお客様は、今日のダイナミックなビジネス環境に対応するクラウドに最適化されたアーキテクチャを活用し、スピード、敏捷性、信頼性を備えた自社のインフラストラクチャを変革し、拡張できます。特に、Equinix Fabric®のEthernet-switched LAN(E-LAN)技術を使用し、新たに導入されたマルチポイント間データセンターインターコネクションにより、日本の企業やサービスプロバイダは、分散環境のITインフラストラクチャをより容易に、コスト効率よく統合できます。これらの企業は、今までのポイント・ツー・ポイントの設定ではなく、共通のネットワーク内にあるグローバルな拠点に対してマルチポイント間のフルメッシュ接続ができます。
     
  • TY15 IBXは、磁気軸受式チラーやフリークーリングなどの革新的な技術を採用し、設計段階からサステナビリティの要素を取り入れています。2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする日本政府の環境・サステナブルの目標との整合性を図っています。エクイニクスのデータセンターでは、モーション検知のLED照明、高温冷却水の設定値、DCIM(データセンターインフラ管理)ならびにAdaptive Control System(適応制御システム)、コールド/ホットアイルの封じ込めなどにより環境対策を補完し、エネルギーの総消費量を削減します。
     
  • Platform Equinixのグローバルの拠点は、世界の主要都市71ヵ所で245以上のデータセンターに広がり、1万社を超える世界の主要企業にデジタルインフラストラクチャを提供しています。アジア太平洋地域では、オーストラリア、中国、香港、インド、日本、韓国、シンガポールの主要都市13ヵ所で51のデータセンターを展開しています。今年10月上旬には、インドネシアのジャカルタ中心部に約7,400万ドルを投じてIBXデータセンターを新設する計画を発表しました。今年10月上旬には、インドネシアのジャカルタ中心部に約7,400万ドルを投じてIBXデータセンターを新設する計画を発表しました。

エクイニクス アジア太平洋地域担当プレジデント ジェレミー・ドイチュ(Jeremy Deutsch)は次のように述べています。
「エクイニクスは、アジア太平洋地域の主な首都のデータセンターと、インドネシアに代表される新興市場の両方において、デジタル経済の発展に伴いインターコネクティビティを求めるお客様の支援に積極的に取り組んでいます。アジア太平洋市場のハイブリッドクラウド導入は世界平均を急速に上回っており、日本への追加投資はデジタル化のニーズの高まりを反映するものです。TY15は、アジア太平洋地域におけるデジタル拠点の拡大を目指すお客様やパートナー様に向けてエクイニクスが提供できる能力とサービスを拡大させます」

エクイニクス・ジャパン株式会社 代表取締役社長 小川 久仁子 は次のように述べています。
「日本のデジタル経済に向けた取り組みの進展に伴い、デジタルインフラストラクチャ需要は急増しており、TY15はエクイニクスの新しいポートフォリオであり、“Next TY2”としての重要な拠点となります。日本の主要な産業はそれぞれの変革期を迎えており、企業にとってのデジタルインフラストラクチャは、ビジネスの新たな機会を創出する上で今まで以上に重要な役割を担っています。東京は、アジア太平洋地域への投資のゲートウェイとして、金融業界における地位を継続的に強化しようとしていますが、拡張し続ける品川キャンパスとワールドクラスのインフラストラクチャを活用することで、信頼性の高いデジタルインフラストラクチャを提供し、高まる需要をサポートすることができます。デジタルエコシステムの強化を目指す企業は、Platform Equinixの活用により、数千社のクラウド/ネットワークサービスプロバイダやデジタルサプライパートナとの実績あるオンデマンドの安定した接続を利用できます」

以上

出典:
*1: https://www.imf.org/en/News/Articles/2022/05/31/CF-Japan-Digitalization-Can-Add-Momentum-for-Economic-Rebound
*2:  https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ49684222(日本語)

エクイニクスについて
Equinix(Nasdaq:EQIX)は、グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業です。先進的な企業や組織であるデジタルリーダーは自社の成功に向けて、信頼できるプラットフォームとしてエクイニクスを選定し、基盤となるインフラストラクチャをソフトウエア実行のスピードで集約し、相互接続しています。エクイニクスは、お客様が競争優位性を向上させる上で必要とする適切な場所、パートナー、可能性のすべてにアクセスできるよう支援します。エクイニクスの利用により、ワールドクラスの体験に加え、俊敏な拡張、デジタルサービスの迅速な立ち上げと共に、サステナビリティの目標をサポートすることで、価値の増大が可能になります。

Forward-Looking Statements
This press release contains forward-looking statements that involve risks and uncertainties. Actual results may differ materially from expectations discussed in such forward-looking statements. Factors that might cause such differences include, but are not limited to, the challenges of acquiring, operating and constructing IBX® data centers and developing, deploying and delivering Equinix products and solutions; unanticipated costs or difficulties relating to the integration of companies we have acquired or will acquire into Equinix; a failure to receive significant revenues from customers in recently built out or acquired data centers; a failure to complete any financing arrangements contemplated from time to time; competition from existing and new competitors; the ability to generate sufficient cash flow or otherwise obtain funds to repay new or outstanding indebtedness; the loss or decline in business from our key customers; risks related to our taxation as a REIT; and other risks described from time to time in Equinix filings with the Securities and Exchange Commission. In particular, see recent Equinix quarterly and annual reports filed with the Securities and Exchange Commission, copies of which are available upon request from Equinix. Equinix does not assume any obligation to update the forward-looking information contained in this press release.